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元HubSpotエンジニアの副業から始まったリトルヘルプの歩み【社員インタビュー】

みなさんこんにちは!リトルヘルプnote編集担当です。

今回は、リトルヘルプ・エージェンシーの創業者である川野 忍さんにインタビューをしました。
会社の設立背景から、今後のビジョン、そしてエンジニアとして技術的な側面まで幅広くお話しを伺いました。


顧客の声が育てた副業プロジェクト

──まず、簡単に役割についてお聞きしたいと思います。

はい、代表として会社全体の運営を行っています。肩書きは代表兼プロダクトマネージャーですが、現状では何でもやっているような状況です。エンジニアとしての仕事も多いですね。

──リトルヘルプ・エージェンシーについて詳しくお聞きしたいと思います。設立の背景について教えてください。

当社の設立は、以前HubSpotでエンジニアとして働いていた経験に遡ります。当時、多くのお客様からHubSpotとLINEを連携したいという強いニーズがありました。しかし、当時のHubSpotはそのような機能開発に投資できる状況ではありませんでした。
そこで、私がブログにAPI連携の方法について記事を書いたんです。ところが、実際お客様が実装するのは難しいということがわかりました。

──そこからどのように会社設立につながったのでしょうか?

当時、働き方改革の流れもあり、上司の許可を得て最初は副業として小規模に「LITTLE HELP CONNECT」を始めました。会社名の「リトルヘルプ」も、副業ということであまり大したことはできないだろうという気持ちから名付けたんです。ビートルズの「With a Little Help from My Friends」という曲からもインスピレーションを得ています。

始めてみると、ありがたいことにニーズが本当に大きくて、どんどん売れていきました。お客様から感謝の言葉をいただいたり、このツールを使うことで企業と顧客とのコミュニケーションがより親密になっていく様子を見て、このサービスにはもっと大きな可能性があると感じました。
そこで、HubSpotを退職し、フルタイムでこの事業に取り組むことを決意したんです。

リトルヘルプが目指す"人の心を繋ぐ"テクノロジー

──今後のリトルヘルプの方向性や将来のビジョンについて教えていただけますか?

私たちのミッションは「テクノロジーで企業と人の心を繋ぐ」ことです。現在のLITTLE HELP CONNECTはHubSpotとLINE・SMSの連携ツールですが、今後はAI 技術を積極的に組み込んだCX(顧客体験)ツールに進化させたいと考えています。
社内でも何らかのAIツールを使うことを推奨しているんです。例えば、ビジネス系の社員にはClaudeというAIのツールを使って業務することを勧めています。
また、グローバル展開も視野に入れており、すでにタイや台湾などを中心に多くのお客様がいます。将来的には海外支社の設立も計画しています。

──社内でのAI活用を勧めているんですね。導入にあたって何か障壁はありましたか?

セキュリティには注意していますが、AIの使用を制限するような社内規定は一切ありません。それがうちのようなスタートアップ企業の強みでもあると思っています。むしろ、新しいテクノロジーをどんどん試してみようというスタンスです。多少失敗してもいいから、とにかく使ってみる。そんな雰囲気を大切にしています。

──会社を運営していく上では、どのような社風を目指していらっしゃいますか?

私の理想としては、心理的安全性を重視しています。みんなが何でも言いたいことを言える文化を作りたいですね。競争よりも、みんなで力を合わせる雰囲気を大切にしています。また、アジャイル的なアプローチを採用しており、柔軟な働き方や迅速な意思決定を重視しています。

自分の書いたコードで世界を変える実感

──忍さんのエンジニアとしてのお仕事について伺いたいと思います。主な業務を教えてください。

2024年現在では社内で唯一のエンジニアのため、新機能のアイデア出しから、画面デザイン、コーディング、テスト、そしてサーバーへのデプロイまで、全工程を担当しています。いわゆるフルスタックな仕事ですね。

──来年からは新卒の方が加わりますね!新しいメンバーはどのような業務を担当されるのでしょうか?

はい、チーム拡大がとても楽しみです。フロントエンドエンジニアとして入社される方には、LITTLE HELP CONNECTの画面や、モバイルアプリの画面を作成してもらう予定です。また、デザイナーの方も入社されるので、良い相乗効果が生まれると期待しています。
バックエンドエンジニアには、システムの安定性向上やデータ連携機能の開発など、裏側の重要な部分を任せたいと考えています。

──エンジニアをやっていて、やりがいや楽しさを感じる瞬間は?

ちょっとくさい言葉ですけど、エンジニアは「自分の書いたコードで世界を変える実感を持てる」という気がしていて、誰かの暮らしや、世の中の仕組みが、自分のコードによって変わる。その変化の当事者になれることが、大きなやりがいです。さらに、お客様から直接感謝の言葉をいただけるのも、大きなモチベーションになりますね。

──技術的な面では、どのような技術スタックを使用していらっしゃいますか?

基本的にJavaScriptベースの技術を使っています。具体的には、サーバーサイドはNode.js、フロントエンドはReact、モバイルアプリにはReact Nativeを使用しています。データベースはMongoDBを、クラウドインフラはGoogle Cloudを利用しています。

──新卒採用に関して、どのようなスキルや資質を求めていらっしゃいますか?

実は、特定の言語やフレームワークのスキルよりも、プログラミングに対する適性と情熱を重視しています。プログラミングの基本的な概念を理解できて、学習意欲が高い人であれば、入社後にスキルを身につけてもらえると考えています。

忍さんから差し入れ中の一枚

──休日はどのように過ごされているのでしょうか?

正直なところ、現状では休日も仕事をしていることが多いんです。平日だけでは作業時間が足りず、週末もコーディングすることがあります。もちろん、家族との時間も大切にしていますが、今はちょっと頑張りどころだと思っています。
ただ、将来的にはチームで仕事を進められるようになると思うので、休日に自由な時間が作れると思います。そうなったら新しい趣味を見つけたいですね。何かおすすめがあれば教えてください(笑)

──最後に、リトルヘルプの魅力について教えてください。

まだ社員数は少ないながらも、ビジネスは順調に成長しています。大手企業での導入も進み、顧客企業200社を超えていて、まだまだこれから伸びしろがあるんです。
生成AIなどの新しいテクノロジーに興味があり、世界で活躍したいと考えている方にとっては、非常に魅力的な環境だと自負しています。


忍さん、色々お聞かせていただきありがとうございました!

今後も社員インタビューや社内の様子など更新していきますので、リトルヘルプについてもっと知りたいという方は、ぜひお楽しみに!
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